こちらの記事で、Playwrightのインストール方法について記載した。
今回は、VS CodeにPlaywrightの拡張機能をインストールし、PlaywrightをVisual Studio Code(VS Code)に統合する方法を説明する。
インストールするPlaywrightの拡張機能のバージョンは、v1.1.7(2024/10/05時点で最新)
環境
- Windows 11 Home 23H2
- Visual Studio Code 1.92
- Node.js v20.12.2
インストール方法
手順1.VS CodeにPlaywrightの拡張機能をインストール
VS Codeの拡張機能ビュー(Ctrl+Shift+X)から、「Playwright Test for VSCode」をインストールする。

手順2.VS CodeプロジェクトにPlaywrightをインストール
コマンドパレット(Ctrl+Shift+P)で、以下のコマンドを実行する。
Test: Install Playwright

使用するブラウザを選択し、[OK]ボタンをクリックする。

Playwrightの構成が自動作成される。

手順3.テストビューの確認
VS Codeのアクティビティバーで[テスト]を選択し、以下が表示されていることを確認する。
- [テスト エクスプローラー]セクション…プロジェクト内のすべてのテストコード
- [PLAYWRIGHT]セクション…PROJECTS(プロジェクト)、SETTINGS(設定)、TOOLS(ツール)、SETUP(セットアップ)※各項目の概要については、メモ: [PLAYWRIGHT]セクションの項目概要に記述。

メモ: [PLAYWRIGHT]セクションの項目概要
上記、手順3で表示されるテストビューの[PLAYWRIGHT]セクションの項目について、概要を下表にまとめる。
| 項目 | 説明 |
| PROJECTS | |
| ┗ <プロジェクト> | playwright.config.tsに定義したプロジェクト。チェックしたプロジェクトに対し、テストを実行する。 |
| SETTINGS | |
| ┣ Show browser | チェックすると、テスト実行時にブラウザを起動する。 |
| ┗ Show trace viewer | チェックすると、テスト実行時にトレースビューアを起動する。 |
| TOOLS | |
| ┣ Pick locator | ブラウザ操作を通して指定した要素のLocatorをコピーする。 |
| ┣ Record new | ブラウザ操作に基づき、新規ファイルにテストを記録する。 |
| ┣ Record at cursor | ブラウザ操作に基づき、VS Codeで開いているファイルのカーソル行からテストを記録する。 |
| ┣ Reveal test output | テスト結果を出力する。 |
| ┗ Close all browsers | テストで起動したすべてのブラウザを閉じる。 |
| SETUP | |
| ┣ Run global setup | グローバル設定を実行する(データベース設定やサーバー起動などの初回のみ実行する設定) |
| ┣ Run global teardown | グローバル設定を破棄する(テストの後始末を実行する) |
| ┗ Clear cache | キャッシュをクリアする。 |
参考
Getting started - VS Code | Playwright
Introduction

